アニキの転勤で、ふるさとに戻ってきたっていうお話をしたね。
明日、新しい世界にログインします。
毎年恒例、リリオさんの自己紹介をアップデート!ブログ3年目突入、リリオさんを取り巻く環境はガラッと変化して…!?
今までは自分の出身地のことをふるさとと表現して、具体的な地名は明かさないで過ごしてきた。
このブログを読んだ知り合いに身元がバレることだけは避けたい、と思ってずっと伏せてきたんだ。
リリオさん自身は身バレしてもかまわないけど、アニキや弟たちに迷惑をかけることだけはしたくないからさ。
でも今回、ふるさとの現状とリリオさんが感じたさまざまなことを、読者のみなさんとどうしてもシェアしたいから、お話を書くことにしたよ。

リリオさんのふるさと
※おことわり
具体的な地名を公表しようか迷いましたが、身元がバレて関係者の方々にご迷惑をおかけすることを避けるため、ひきつづき地名は伏せることにしました。
ご了承下さい。

そんなこと言ったって
このブログの読者さんの何人かはリリオ氏の友達だろ?

反響次第では具体的な地名を公表することも考えてるよ!
わたくし渡辺リリオのふるさとは、北海道・道南地方のとある町。
多くの方に伝えたいステキなところもあれば、個人的に感じた気になる点もある。
つぎからは、ふるさとについてシェアしたいことを紹介するね。
美しい川がもたらした恵み

水がきれいなところで育った米や野菜は超ウマいんだゼ!
リリオさんのふるさとに流れる約80kmの大きな川は、何度も清流日本一として選ばれた一級河川。
水質が最も良好な河川として、選ばれた回数はなんと日本最多!
そんな美しい川も昔は何度も氾濫して、大洪水が起きたと町の歴史に残されているよ。
リリオさんのGちゃんも洪水の被害に遭ったと、昔話を聞かせてくれたことがあったんだ。
大量の水が家に押し寄せたから、屋根の上に避難したんだとか。
昭和9年に行われた治水工事のおかげで、今はめったに災害が起こらなくなったんだ。
清流がもたらした恵みは、バラエティも豊か。
ピグパパがいうようにおいしいお米や野菜だけじゃなく、きれいなめのう(アゲート)や砂金も取れたり↓


きれいな石があるってことはここってパワースポットじゃね?
昔はマンガンの鉱山もあって、とても栄えてたらしいよ。

マンガンってマンガン電池のマンガン?

そうだナ
俺たちが育てているじゃがいもの肥料にも含まれているゼ!
釣りをしたり、ラフティングをしたり…。
清流日本一の楽しみ方はいろいろあるよ。
様々な文化が残され、受け継がれていく
ふるさとには、アイヌ語が由来の名前がついた川や地区があるんだ。

本州から多くの開拓者が移り住んでふるさとは拓かれたけど
今でもアイヌ語が残されているのは先人たちへのリスペクト精神を忘れないように!
ってことなのかな
ちなみに、リリオさん家のご先祖さんは本州(岐阜県)から入植した開拓民らしいよ。

開拓魂はお前にも受け継がれているんだろうな
それを誇りに思えよ!
それから、旧石器時代の石でできた道具やアクセサリーとして使われていた(らしい)かんらん岩のビーズが発掘されたんだ。
出土したアイテムは、なんと国の重要文化財に指定されたんだよ~!

ふるさとに住んでいた大昔の人たちは当時のファッションリーダーだったのかもね!

出土したアイテムを展示している施設もあるんだ
入館料は無料!

それってすごくね?
よっ!旧石器人のふるさと!!太っ腹!!!
おいしいじゃがいもはプライスリーダー!
このブログでも紹介しているじゃがいも。
春のはじまりとともに作業開始↓
ピグユキくんのお話はどうだったかな? ピグユキくんの事をもっと身近に感じてくれたらうれしいな! 今回はおいしい…
種イモカットの後、時期が来たら播種↓
ブタノブくんがフライドポテトとまちがえてたあの種イモ。ゴールデンウィークのとある日、暑い中みんなでイモまきしたよ!
時々メンテナンスしながら↓
じゃがいも畑を見に行ったシイタローくん。前の夜に降った大雨のせいでじゃがいもがくさってしまう!?そしてそこにいたのは…!?
秋になったら収穫!!↓
春に植えたじゃがいもがたくさん実ったよ!収穫の秋だね!!
収穫して終わりじゃない!選別作業もあるよ↓
じゃがいもができるまで、そろそろゴールだよ。最後のひと仕事シイタローくんもお手伝い!!
今年も、作業は順調に進んでいるよ!
リリオさんもお手伝いしたんだ↓
ふるさとの農家さんが心を込めて作っているじゃがいも、じつは日本の男爵いものプライスリーダーとして選ばれている超高級じゃがいもなんだ。
ここ最近は秋になると、某お菓子メーカーさんとコラボして高級ポテトチップスを販売しているよ。
リリオさんも、ネットで予約しようと思ったら…すぐに完売!!
ふるさとのAコープで限定販売するって聞いたから、帰省がてら行ってみたら…やっぱり完売!!
残念ながら、いまだに味わったことがないんだ…。
ふるさとの気になるところ

具体的な地名を伏せてるけど
ここまでのヒントを見ればわかる人にはわかるよな?

まあ身バレ覚悟で書いてるからね(笑)
読者のみなさんとシェアしたいステキなところ、これはふるさとの昔から受け継がれているいいところなんだ。
ただね…これから紹介するのは、リリオさんが戻ってきて感じた、今の時代ならではの気になるところ。
きっと、同じことが当てはまる地方もどこかにあるんじゃないかな?
だから、こういう情報もシェアしよう。
過疎化が加速!?
ふるさとの人口は、2019年3月末現在で約5200人。

あれ?
6000人くらいじゃなかったっけ?

それは我々が結婚した頃の情報だよ
それ以来かなりの人口が減少しているんだ…
人口減少は、数字で見ても明らか。
実際に戻って感じたのは、空き家が増えたことかな。
町の中心部に人口が集中しているから医療機関や教育機関などの施設は整ったものの、リリオさんたちが住んでいる町はずれの地域はちょっとさみしげな雰囲気…。

買い物するにも病院行くにも車は必須アイテムだよ!

買い物なんてネットショッピングでよくねwww

ところがどっこいそうはいかないんだよ
その理由はね…
町全体にネット環境の整備がされていない
前にも書いたけど↓
スタッフさんは全員ぬいぐるみ、お客様もぬいぐるみ。ぬいぐるみのためのカフェ『やわらかん’s Cafe』って知ってる?
中心部から外れると、光回線のエリア外になってしまうんだ。
光回線はただネットを楽しむだけのモノじゃなくて、今後生活する上で何かと必要になるインフラなのに、それが町全体で使えないのは大きな課題だとリリオさんは思う。

残念ながら公共施設でもFREE Wi-Fiすらないところもあるよ
でも現実は町はずれの地域に光回線を必要としている若い世代があまり住んでいないから
必要性を感じないんだろうね

地方移住したいノマドワーカーのためにも町全体で使えるよう整備すればいいのにな
町はずれの地域は自然も多く残されていて田舎暮らしにはもってこいなのに
たとえば、観光スポットにインフルエンサーさんが偶然訪ねて下さっても、FREE Wi-Fiがないばかりにふるさとをアピールしてもらうチャンスを逃してしまう。
地元にいる自分たちが『おらが町はいいところだ!!』ってアピールして、どれだけ反響があるのか?
誰もがスマホを持って情報発信できる時代だから、かんたんにアピールできる反面、Twitterやインスタのタイムラインみたいに情報がネット世界の大海にただただ流れていくだけ。
やり方しだいでは、自分たちの発する情報も『大河の一滴』でしかない。
インフルエンサーさんは魅せ方を熟知しているし、影響力も大きいんだから、せめて人が集まるところにはFREE Wi-Fiを整備した方がいいと思うんだよね。

もしかしたらおれたちが気づかなかった町のいいところを見つけて紹介してくれるかもしれないよな!

ちょっと…いや
かなり辛口な意見を言ってしまったけど
私が今まで住んで来たところはどんなに山奥でも光回線が当たり前に使えていたからね
戻ってきて整備されていないことにビックリしたよ!
※2022年6月30日追記
今年の春にようやく町内全域で光回線が使えるようになったよ
進む高齢化と若い力の不足
進む高齢化と、若い力の不足。
この問題は、労働力不足っていう悩みのタネをも作り出している(くわしくは下のリンクのお話で↓)
たくさんの仕事をかけ持ちして、メリットもデメリットも学んだよ。労働力不足の現実と、複業で感じたこと、リリオさんなりにまとめてみました。…
リリオさんのふるさとだけじゃなくて、地方と呼ばれる場所ならば避けられないことなんだろうな…。
戻ってきてビックリしたのは、若い世帯があまりにも少なくなっていること。
リリオさんが住んでいる地区では、たぶん8割が高齢者の世帯じゃないかと思う。
そして、残る2割の世帯がアニキ家も含めた現役世代の世帯なんだろうな。
さらに細かく見ると、その2割も60代前後の方がお住まいの世帯がほとんどだと思われる。
となると…!?
今まで受け継がれてきた地域のさまざまなことを、後世に伝えていくことすらも難しくなってしまう。
その土地ならではのいいところが、このままだと誰にも伝わらず、ひっそりとなくなってしまうかもしれない…。
実際に、それを感じたできごとがあってね。
リリオさんがふるさとに戻ってきてから、昔お世話になった方が亡くなったんだ。
小さい頃、地域のみなさんと一緒に行った研修旅行のときに、リリオさんたち3姉弟をかわいがってくれた女性。
あいさつもできないまま、お別れすることになってしまった。
お通夜の前日、地域のみなさんでお手伝いしようと相談するのに集まった。
集まった方々はみんな、60代を超えた方ばかり。
そして、人手が足りない。
今までリリオさんは、地域のみなさんに育ててもらった。
そして、戻ってきた今も、多くの方に支えられている。
地域に恩返ししたい。
そして、このまま何もしなければ、リリオさんたちの後に続く世代が何もできなくなってしまう。
ここに住むみんなが安心して生活するために、喜びも苦労もシェアできるように…。
つまり、昔のふるさとを取り戻したい。
そう考えて、お手伝いさせてもらったんだ。
「近所付き合いが面倒」と考えて、地方から離れる人もいるんじゃないかと思う。
仕事がなくて、しかたなく住まいを変えた人もいるかもしれない。
地方から離れる理由は、さまざまあるよね。
でも、リリオさんはこの度ありがたいことに、戻ってくることができた。
離れていた間にふるさとの景色も変わり、にぎやかさも少しずつ失われていってる。
昔のように…とはいかなくても、「私もこの町が好きだよ!」っていってくれる人がいれば…と願っているよ。
ふるさとをバズらせたい
ふるさとは遠くにあっても思うものだけど、近くにあるからこそ考えることが多いのかもしれない。
過疎化が進んで、若い世代が少なくなって、高齢者が残されているっていう現実をいやでも感じている。
だけど、もしふるさとから出ることがなかったら、日常の一部がちょっと変化しただけっていう程度にしか捉えていなかったかもしれない。
だから、リリオさんの立場で何か発信できたらいいな。

発信するっていったってこのブログそんなにPV数ないよなw

しーっ!
それはいわないでよ(汗)
個人のブログやSNSで発する情報なんて、それこそ『大河の一滴』だと思う。
だけど、リリオさんはやっぱりふるさとをバズらせたいんだよ。
リリオさんのブログ・SNSを見てくれた人が「なんかこの町気になる…」って足を運んでくれたら、「ここで生活したい!」って移住してくれたら…。
リリオさんなりに、ふるさとに恩返しできたかな?って思うんだ。
町を守りたいって気持ちは、みんな同じ。
地元にずっと住んでるおにいさんも、一緒にお仕事している美人のおねえさんも、役場の職員の方も、町議の方も。
そして、リリオさんも。
みんなが気持ちをひとつにすれば、ふるさとはバズるかもしれない。
このブログで、可能性を探していこうと思うよ。